第2回 こどものSSTについて学ぼう
開催日時 |
2024年06月15日(土) 14:00〜17:00 |
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定員 |
会場20名 ZOOM80名 |
会場 |
会場(愛媛県東温市)+ZOOM併用 |
講師 |
土屋 徹 |
受講費用 |
会場:4,000円 ZOOM:4,000円(税込) |
申込締切 |
2024年06月10日(月) |
ソーシャルスキルとは、人と接する様々な場面でふさわしい振る舞いができる能力をさし、社会生活を円滑に送るために必要なスキルです。コミュニケーション面に課題がある場合に用いられがちですが、「生きていく力」を養うことができます。
そしてライフスキルトレーニングは、その中にSSTの要素も含まれ、集団の中で生きていく力を育むことができます。
ソーシャルスキルトレーニング(SST)、ライフスキルトレーニング(LST)などは、発達に特性のある子どもたちへの支援のため、児童福祉の分野で取り入れられることが増えています。
この3,4年、コロナのために外出が減り、イベントがなくなり、子どもたちの経験の場が少なくなっています。
その年齢や時期に必要な体験や経験ができていない子どもたちが増えています。そういう子どもたちのためにSSTやLSTを取り入れてみませんか?
成長や発達段階によって、必要な要素が違いますが、どの段階においてもゲームなどを用いながら、楽しく学ぶ方法について考えます。今までしていた活動に、そんな要素が含まれていたのかと新たな気づきが得られます。
またこの研修では、利用者への支援に必要な様式もたくさん入っており、演習を行いながら基本的な考え方を学んでいくことで、「日々の支援の中でうまくいかなくて悩んでいること」が、講習を受けた日から現場で行う支援のポイントとして確認できる仕組みになっています。
児童発達支援や放課後等デイサービスの支援者だけでなく、学校や幼稚園保育園の先生や支援員さんにも役立つ内容となっております。また子どもに障害があるなしにかかわらず、すべての子どもの支援に活用できる内容になっています。
支援の場においては「質」が問われ、高度な知識や技術が求められるようになってきています。また最近の実地指導では、研修受講の有無を聞かれ、積極的な研修受講も勧められているようです。
令和6年度の法律の改正の中で、支援プログラムの作成と公表が義務付けられています。SSTはプログラムの一つとして活用することもできます。
この機会に基礎的な知識を確認し、具体的な方法や考え方を、先生のわかりやすく楽しいお話から一緒に学びましょう。
※ZOOM受講の場合、資料はご自分で印刷をお願いします。研修中の話し合いにはブレイクアウトルームを利用します。
なお、会場での模擬体験など、一部に参加できないプログラムがあることをご了承ください
講師:土屋 徹
精神科病院で15年看護職。国立精神神経センター、精神保健研究所、研究員として10年学び、現在「フリーランス ナース&ソーシャルワーカー」として活動中。3つの精神科クリニックの他、大学や専門学校の非常勤講師、施設等でスーパーバイザーを行いながら、日本各地で研修を行っている
前回受講者の声
○SSTをはじめて聞きました。私は今まで人付き合いについて学んだことは無いですが、社会に出て困らないためにも、孤立化しないためにも大事な事だと思いました。
○スキル習得のスモールステップやSSTの練習課題の作り方、活動への入れ方が印象に残りました。
○今回の講義は子ども園等の保育士や幼稚園教諭にもぜひ受講内容を共有したいと思いました。義務教育に入る前の子どもたちのソーシャルスキルの欠如感に対してもっと危機感を持って保育をすることが大切になってくるのでは?と思いました。